C3 AFA Singapore 2018に行ってきました
先日11/30〜12/1で行われたC3 AFA Singapore 2018に参加するためシンガポールに1泊3日で行ってきました!
きっかけはTrySailの出演
9月中旬それは突然降ってきた。
国内のツアーを全通できてるわけでも、推しである夏川椎菜さんのイベントを全通しているわけでもなく、全然TrySailガチ勢ってわけでもないけど、なんとなく海外のイベントはプレミアム感があるので行きたくなる。海外経験は台湾のみで、そろそろ新たな国に行ってみたいなーと思っていた矢先なので、旅行がてら行くことを検討してみることに。
しかしちょうどその時期、10月から職場が変わることが決まっていたので、11月に前後の休みを取れるか不透明で、この時点ではTrySailちゃんはどの日に出演日するかわからず、出演日がわかるまではどの日にきても大丈夫なように何パターンか行程を考える日々。
10月の中旬に土曜日に出演することが発表され(しかもTrySailポータルスクエアでは一切発表がなく、C3の公式FacebookとTwitterのみで…)、職場の雰囲気的にも1日ぐらいなら休みが取れそうだったので、金曜早朝東京発、日曜夕方東京着の1泊3日という強行軍で行くことに。
まずは飛行機選び!
日本からシンガポールともなると直行便で片道約7時間、経由便だと時間帯にもよるけど最低でも10時間と、台湾に行くより倍以上時間かかるし、台湾便のようにLCCの選択肢もほぼない。スカイスキャナーと睨めっこしつつ良さげな便を探した結果、今回は香港のフルサービスキャリアであるキャセイパシフィック航空を利用することに。ちなみに10月中旬時点で往復6万ぐらい。冷静に考えたら遠征費用としては結構なお値段だけど、この時は新天地の土を踏むことで頭がいっぱいだった。香港の経由便なのでトランジットという経験ができる上、帰りの便は5時間空くので香港もちょっと楽しめるし、むしろお得ぐらいに思ってた。
青会員の自分としては本当はANAを使いたかったのだけど、10月中旬時点では流石に安いチケットは売り切れていて、高いチケットしか残ってなかったヨ…9月中旬ぐらいに買えれば7万ぐらいだったんだけどね。キャセイより+1万だけど直行便で日本語使えるフルサービスキャリアなので、もし次の機会があるならこっち使いたいなあ。
いざシンガポールへ!
6時発の便だったので羽田空港に前日入り。羽田は早朝便が多い割に早朝に着く公共交通機関が全然ないから前日入りして過ごすのが一番安上がりで確実なのです。
しかしそこはフルサービスキャリア。LCCではできない国際線のオンラインチェックインが48時間前からできるので空港に着いたらすぐ制限エリアに入れる!制限エリアに入ってしまえばガラガラなので一般エリアのような椅子の取り合いとも無縁。さらにゴールドカードを持っているのでカードラウンジのSKY LOUNGEで朝まで過ごしました。人権を感じる…
国際線のFSCははじめてだったので、LCCと比べ無料サービスがしっかりしていてやっぱそれなりの価格の意味はあるんだなーって実感。枕と毛布が用意されているし、機内食は出るし、機内エンターテイメントは充実してるし、自分で用意すればいいじゃん、と言われればそれまでだけど、色々とカルチャーショックだった!
映画館でも観たけどデッドプール2は面白いなあ。
東京から5時間ほどで香港国際空港に着くので、即乗り換え。行きは最低乗り換え時間である55分しかないから早足で向かったけど、30分ほどでゲートに着きました。そこまで焦らなくてよかった。トランジットする場合も手荷物検査あること知らずに、東京で買った未開封のペットボトルをそのままダストシュートされてしまった😭
さすがアジアを代表するハブ空港。たった4時間の間の便がこのパネルにぎっしり詰まってる。着陸した瞬間、空港の規模が日本ではありえないぐらいのデカさに驚きました。さすが島一つまるまる空港になっているだけあるわ…
香港からシンガポールは約3時間のフライトです。
シンガポール・チャンギ国際空港着陸直前。シンガポールは海運が盛んなだけあって貨物船の量がすごい!こんな風景日本じゃお目にかかれないので感動してしまった。
東京から10時間掛けてシンガポールに到着!チャンギ空港もかなりでかい。さすがアジア最大級のハブ空港と言われてるだけありますね。
イミグレはガラガラでしたー。海外のイミグレは台湾でしか体験したことなかったけど、何のアドバンテージもなしにほぼ並ばずに通れたのがはじめてだったので拍子抜けしてしまった。
この日のシンガポールは27℃。もう12月だよ?日本の冬装備だと暑い暑い!シンガポールにいた間はずっと半袖Tシャツ1枚で過ごしてた。さすが赤道近くなだけあるね。こういうのを身をもって体感できるから旅行ってやめられない。
シンガポールに入国した時点で日本円3,000円しか持っておらず(マジ)とりあえず3,000円をシンガポールドルに両替してラクサってやつを食べた。
ココナッツミルクベースのスープで辛味がありなんとも不思議な味。
シンガポールはクラフトビールの宝庫!
シンガポールの国土は東京23区と同じぐらいの面積しかないものの、大小様々なブリューワーがあるらしい。さすが1年中暑い国なだけはありますな!というわけでホテルにさっさとチェックインしてビアバー巡りに。
まずは有名どころであろう(?)LeVeL33に。LeVeL33ってナンのことだ?と思ったら33階に店を構えてるからこういう名前なのですね。33階直通の専用のエレベータフロアがあってすごい。
33階なこともあって眺めは最高!
海外でも頼むのはもちろんIPA!IPA!でちゃんとオーダー通るからすごい(当たり前)金曜の夜なだけあってお店は大盛況で立ち飲み席しか空いてなかったので長居はせず1杯だけ頂いて退散しました。
さすがに1杯じゃ物足りないので2軒目へ。
次はRedDotという川沿いのお店にきました。
オープンテラスでまったりと。周りからは日本語なんて一切聞こえてこないし台湾のように店員さんは一切日本語が通じない。メニューももちろん英語。この状況下でGoogle翻訳頼りにオーダーするってのはなかなかに面白い。
Google翻訳、お前だけが頼みの綱だからな pic.twitter.com/k3agMOhGIX
— なゆ (@nayuneko) 2018年11月30日
画像翻訳は一切役に立たない模様。
特筆すべきは緑色のビール!スピルリナという緑の藻が入ってるみたい。
すごい緑です・・・・。味はふつう。
3杯と軽いご飯で65SGDぐらい。
異国の深夜の繁華街を徘徊するの楽しい
ホテルの近くにリアン・シャー・ストリートという深夜でもやっている飲食店街があったので、小腹も空いていたのでちょっと回ってみることに。
この辺は中華料理の店が多いらしく、台湾の夜市さながらの雰囲気ですごく過ごしやすかった。台湾ではおなじみ魚の団子スープ麺とマンゴーかき氷をいただきました!うまし!
やっとAFA Singapore 2018
日が変わって土曜、TrySailが出演するライブ当日。ただライブは19時からでC3AFAの催し物自体にはあまり興味がなかったので、それまでは観光して過ごすことに。この日は朝からマレーシアに入国して帰ってくるだけのやつをやったのですが、長くなりそうなので別の記事として書きます!
とはいえ、せっかくきたので流し程度にはみてみることに。
請問您今天要來點兔子嗎?読めねえ・・・
なんだこのストレートな名前の店はwwww
どうやらシンガポールのオタクショップの名前みたい。すげー行列ができてた。
ミリオンライブ!の一番くじが!!しかも去年のぶどーかんの時のやつじゃねーか!!1回10SGD(≒800円)なので日本円で買うよりちょっとお高め。
一回引いてみたら育ちゃんのラバストが出ました!
こう並ぶと圧巻ですね。
宇宙一可愛いアイドルちゃん!亜利沙の亞は繁体字なのですね。
AFAシンガポールに展示されてたキャラ紹介パネル見返してたら、基本的にひらがなカタカナは漢字の当て字を添えられるのにロコだけ路子でもなくカタカナで「ロコ」になっててまじで「ロコはロコ」なんだな…ってなってる pic.twitter.com/g8vbakLKts
— なゆ (@nayuneko) 2018年12月2日
あとから気づいたけどロコだけなぜオフィシャルな路子ではなく、カタカナで「ロコ」なんだ。やっぱロコはロコなんだ。
今井の加奈ちゃん。
765AS、ミリ、デレの衣装も展示してありました。
ミューレブースには世界のTrySailさん。
ミューレブースの案内していた人が日本人で、等身大パネルと一緒に撮りましょうか?って言ってくれたけど咄嗟のことすぎて思わずお断りしてしまった。
展示を一通りみて回ったので、いよいよ19時からのライブ!
海外のイベントは周りのオタクがイベント慣れしていない人が多いので、その中で思いっきりコールするのがめちゃくちゃ楽しい。
C3AFA SINGAPORE 2018 I LOVE ANISONG CONCERT
— なゆ (@nayuneko) 2018年12月1日
TrySailセトリ
1. Youthful Dreamer
2. センパイ。
3. whiz
4. かかわり
5. コバルト
6. High Free Spirits
7. Truth.
8. WANTED GIRL
9. adrenaline!!!
残念ながらazure初出しはならず
9曲も聴けるとかアドすぎ。 TrySailって2ndツアーが5月に終わってからアニサマ以外ユニットとしてのライブ活動がなかったのですごーく久しぶりな感じ。
YDでナンスがもちさんにいたずらしてるのが可愛かった。
そして帰路へ・・・
ライブが終わったのが22時30分。25時の飛行機で帰るので余韻に浸る暇もご飯を食べる余裕もなく空港行きのMRTへ!空港行きの終電が23時ぐらいなので結構ギリギリだった。帰りのキャセイは第4ターミナルからの出発だったけどできたばかりなのですごく綺麗な上、チェックインカウンターのすぐ奥に自動出国ゲート、さらに数歩あるくともう保安検査場、無事通過すれば目の前は免税ショップ。もう完全に流れ作業ですよ。これが未来の空港かー!成田第3ターミナルも見習ってほしい。
もうくたくただったので飛行機に乗った瞬間寝て、起きたら香港に着いてた!機内食を食いそびれた・・・
香港では5時間空いたので・・・
せっかくなので一回入国して香港の街まで行ってみることに。
空港から香港站まではエアポートエクスプレスで約30分。お値段は115HKD(1,500JPYぐらい)。その日に帰ってくるなら片道分のお値段で済む即日来回のチケットで。
さすが香港!高いビルがおおい!(小学生並みの感想)
香港名物?の粥も食べました。これまたうまいんだー!
流汁叉焼包(ジューシーチャーシュー饅頭)
もう名前からうまさしか伝わってこない。うますぎる。
食い物に関してはシンガポールより中華が圧倒的に強すぎる。大好き 。
香港国際空港にある何洪記粥麺専家って店で食べました。
なんだかんだで5時間はあっという間でもう帰る時間。香港にはうまいもん食べにまたきたいですね・・・
帰りはA350初体験。広いねー。
というわけで無事帰国。日本は寒い!
初シンガポールだったけど、台湾のように日本人に優しすぎてイージーモードなわけでもなく、多国籍国家らしく色々な人種がいて海外に来てるんだ感がすごかった。また何か機会があれば行ってみたいねー。ただ食い物は中華食べたい。
コンベンションセンターもどきをFirebaseで作った所感
先日、グリマスライクのコンベンションセンターもどきをリリースしました!
グリマスライクのコンベンションセンターサイトを作ってみました!よかったら使ってみてください!!!https://t.co/UluRez2Y6I
— なゆ (@nayuneko) 2018年10月30日
多くの反響をいただき嬉しい限りです。作ったものを使ってもらえるってのは嬉しいですね。
作るぞー!と思いついてからちょうど1週間、Firebaseのおかげで結構簡単に作れました!
コンセプト
- グリマスライク
デザインを考えなくていい(超重要)
既存ユーザーは使い勝手が分かっているのですんなり受け入れてくれそう - スマホファースト
レスポンシブめんどい、デザイン(略) - 気軽に参加できる
さすがに完全匿名はまずそうなので、SNS認証でサインインの敷居を下げる - サクサクと実装できる
自前でサーバ運用はしてるけどMySQLみたいにファットなRDBはいらんし…そうだ、いま流行りのサーバレスを使ってみよう!
Firebaseを使ってみた感想
- Firebaseを使えばバックエンドのことをある程度忘れてサービスをサクサク立ち上げられる!
- 痒いところにはあまり手が届かないので、ある程度の割り切りは必要
- 無料枠で運用したいけど、課金の仕組みを理解しておかないとぷちバズった時にサービスが止まる😱
- 環境構築楽すぎ
- UIライブラリとの相性良すぎ
- でもぶっちゃけ掲示板システムとFirebaseのDBは相性がよくなかった😅(後述)
基本構成
- バックエンド
- Firebase (Authentication、Database、Hosting、Functions)
- フロントエンド
- Riot.js (UIライブラリ)
- ほかHTMLとかCSS3とかJavaScriptとか
- ES6の構文でゴリゴリ書いてるので、IEでは動かないサイトになってしまった。
今時IE使ってる人いないでしょEdgeを使ってください。
Firebase
- Googleが運営しているBaaS
- Googleアカウントを持ってればすぐ始められる
- 初期設定は無料プラン(Spark)で、Firebaseコンソールからをプラン変えない限りは勝手に課金されることはない
- GCPのようにクレカ登録せずに始められるのがいいですね!
- 無料枠を使い切るとサービスが止まる😱
- ご利用は計画的に→ 料金 - Firebase
- 公式のガイドやリファレンスが結構充実してるので困ったら読もう!
初期導入がすごく楽
WebブラウザでFirebaseコンソールにアクセスし、まずはプロジェクトを追加します。
https://firebase.google.com/
環境構築が楽
作成したプロジェクトをローカル環境に紐付けます。
$ yarn add global firebase-tools $ firebase login $ mkdir ~/hogehoge_prj $ cd ~/hogehoge_prj $ firebase init
Nodeとyarn(またはnpm)が入ってればこれでおわり。
$ firebase serve
これでローカルの開発環境が立ち上がる!
http://localhost:5000/ で開発ができるようになります。
デプロイも楽
$ firebase deploy
以上!
簡単すぎて本番環境にデプロイする時は慎重さが求められるかも
環境切り替えも楽
同じFirebaseアカウントに本番用と開発用のプロジェクトを追加しておくと、デプロイ先のプロジェクトを切り替えることができます。
$ firebase use --add hogehoge-prj ❯ hogehoge-prj-dev ? What alias do you want to use for this project? (e.g. staging) dev $ firebase use dev
エイリアス名を付けとくこともできます。
簡単に環境が切り替えてしまえるので、deployする時はちゃんと環境を確認してからやらないと大変なことに・・・
※ちゃんとしたサービス作るなら本番との紐付けはCIだけとか限定的にしておきましょう。
参考: FirebaseをStaging環境とかDebug環境とかRelease環境で切り替えをする(Webアプリ編)
Hosting
SDKの連携が楽
WebでFirebaseを利用するためにAPIキーなどの設定を読み込ませる必要があるのですが、以下のJSファイルを追加するだけで、ローカル環境も含め全て自動的にやってくれます!
本来だったら以下のように環境ごとに用意しないといけないAPIキーを
<script> // Initialize Firebase const config = { apiKey: "<API_KEY>", authDomain: "<PROJECT_ID>.firebaseapp.com", databaseURL: "https://<DATABASE_NAME>.firebaseio.com", projectId: "<PROJECT_ID>", storageBucket: "<BUCKET>.appspot.com", messagingSenderId: "<SENDER_ID>", } firebase.initializeApp(config) </script>
Hosting使えばこの1行でおわり。
<script src="/__/firebase/init.js"></script>
⚠️ ローカル環境に複数プロジェクトある場合、firebase serve
を実行した時に選択されているプロジェクトの設定が読み込まれるので注意
Authentication
- 完全無料で使える(電話番号認証のみ無料枠設定あり)
- メールアドレス/パスワード認証、Googleアカウント認証、SNS認証(Facebook,Twitter)、匿名認証などの各種認証に対応
- Firebaseコンソールから利用したい認証を有効にするだけで使えるようになる
- 認証が成功するとUID(Firebase固有のユーザID)が発行されるので、Firebaseのユーザ識別はUIDを使うことになる
- これだけのためにFirebaseを使ってもいいレベル
数行のコードで認証処理が書ける
通常SNS認証する場合、バックエンドでOAuthのリクエスト処理やアクセストークン、リフレッシュトークンの管理をしなければなりませんが、それをFirebaseが全て引き受けてくれます。
Twitter認証の場合
FirebaseConsoleのAuthenticationのログイン方法からTwitterを「有効」に設定後、APIなどの必要な情報を設定します。
ログインの導線は以下のような感じです。(Riot.jsですが適時読み替えてください)
<sign-in> <a href="#" onclick={sign_in_twitter}>Twitterでサインインする</a> sign_in_twitter(e) { e.preventDefault() firebase.auth().signInWithRedirect(new firebase.auth.TwitterAuthProvider()) } </sign-in>
リンクをクリックするとTwitterの認証ページにリダイレクトし、ユーザによって承認や拒否が行われると、同じページにリダイレクトされて戻ってきますので、以下のコードでログイン後の受け取ります。
firebase.auth().getRedirectResult() .then(result => { if (result.user) { // ログイン成功時の処理 alert('(o・∇・o)ログイン成功だよ〜') } }) .catch(error => { // ログイン失敗時の処理 alert('(*>△<)<ナーンナーンっっ') })
これでおしまいです!
Google認証の場合
さらにGoogle認証を追加したい場合は、FirebaseConsoleでGoogle認証を「有効」にして以下のコードを追加するだけで終わりです。
<a href="#" onclick={sign_in_google}>Googleでサインインする</a> sign_in_google(e) { e.preventDefault() firebase.auth().signInWithRedirect(new firebase.auth.GoogleAuthProvider()) }
ログイン後処理は上記Twitterのやつと同じものを使います。
か、簡単すぎる・・・!
認証状態を受け取る場合は以下のように取得します。
firebase.auth().onAuthStateChanged(user => { if (user) { // ログイン済み } })
Firebase でユーザーを管理する - 現在ログインしているユーザーを取得する | Firebase
認証状態が変わるたびにコールバックが呼ばれるため、SPAとも相性バッチリ。
データベース
Firebaseには2種類のデータベースが用意されています。 Realtime Databaseと現在β版で提供されているCloud Firestoreです。
違いは各項目で書くとして、大体の共通事項は
- NoSQLデータベース
- リアルタイム更新
- Readをバインドしておけば追加/変更/削除と同時に全ユーザに配信される
- オフライン対応
- 無料枠はストレージ容量は1GBまで、ダウンロード転送量が月10GBまで
- 管理画面が貧弱
- 連番がつかえない
一般的なRDBにあるオートインクリメントのような連番の仕組みがありません。
掲示板の書き込み番号のような連番や、カウンタのように排他的に連番を振る機能を実装したければ、トランザクションを利用するなどして工夫する必要あり。
データベースを直接叩く感じ
- SQLのSELECT句のように取得フィールドを選択する術がないので、ユーザに見せたくない情報は含めないようなデータ構造で設計すべき
- いろんなところで言われてますが、正規化せずビューのためのデータベースと割り切る
- 転送量もカウントされるので取得データは必要最小限に
掲示板の書き込みデータはboards
配下にアイドルちゃんのキー毎に書き込み情報である「名前」「ID」「本文」「書き込み日時」をオブジェクトで保存するデータ構造にしてます。
{ "boards": { "arisa": { "-IDXXXXXXX": { name: "亜利沙P", ID: "XXXXXXX", text: "⌒(*>∨<)b⌒", createdAt: "2018/11/11 11:11:11" }, "-IDXXXXXXY": { name: "亜利沙P", ID: "XXXXXXXX", text: "A・R・I・S・A!!", createdAt: "2018/11/11 11:11:11" } } }, "mirai": { "-IDXXXXXXZ": { name: "未来P", ID: "ZZZZZZZZ", text: "未来ちゃんかわいい", createdAt: "2018/11/11 11:11:11" } } }
以下のコードでAPIを叩いてデータを取得し、UIライブラリに渡せばそのまま表示される!すごい簡単!
<board> <div each={messages}> <div>{no} 名前:{name} 日時:{createdAt}</div> <div>{text}</div> </div> firebase.database().ref(`boards/arisa`) // 亜利沙の書き込み一覧を取得する .orderByChild('createdAt') .once('value') .then(snap => { const messages = [] let no = 1 snap.forEach(doc => { const message = { ...doc.val(), no, } messages.push(message) no++ }) this.update({messages}) }) </board>
ルールはしっかり書こう!
Firebase Realtime Database ルールについて | Firebase
Cloud Firestore セキュリティ ルールを使ってみる | Firebase
- 悪意を持ったユーザに好き放題されないためにルールが用意されている
- かなり細かく指定できるのでしっかり書きましょう
- Firestoreの方が新しいこともあってか、ルールは書きやすい
- 共通処理の切り出しとか、他コレクションの相関チェックが容易
- いわゆるバリデーション処理もルールでやる
- ルールがあるからといって全部Firebase側で処理するとコスト(特にFirestore)がかかるので、クライアント側でもしっかりバリデーション処理をしましょう
Realtime Database
- 無料枠はダウンロード転送量が月10GBまで
- データ転送のみではなく、セッション層(OSIレイヤ5)の通信も課金対象
- Realtime Database の課金について
- 無料枠だと同時接続が100まで
- それ以上の接続がくるとエラーになるみたい
- データ構造はJSONツリー
- Firestoreに比べて使える型が少ない
- 参照回数が多くデータサイズが小さい場合はこっちの方がいいかも
Cloud Firestore
- ドキュメント指向のNoSQLデータベース
- スケーラビリティが自動的に行われる
- 型が豊富
- 特に別のドキュメントを参照できるリファレンス型などは使いどころによっては便利そう
- 無料枠はRead:5万回/day、Write:2万回/day、Delete:2万回/day
- 太平洋時間0時(日本時間16時)ごろにリセットされる
読み込み回数カウントがかなりシビア!
1日あたり読み込み50,000回もあれば余裕だと思うじゃん?
ほげえええええwwwwwwwwww ※カウントリセットされてから4時間後です
Twitterでぷちバズっただけでこれよ・・・
ちゃんとカウントの仕組みをよく読みましょう
→ Cloud Firestore の料金
- 1ドキュメントの読み込みで1回消費
- コレクションIDリスト1つ取得で1回消費
- Firebaseコンソールのデータ参照でも消費!
- レコード数が多いと表示するだけで100単位でごっそりカウントされる😰
- ルールの検証でコレクション/ドキュメントを読み込む
exists()
,get()
,getAfter()
を使うと呼び出しドキュメント数に応じて消費- クエリがキャッシュされるらしいので、呼ばれたから必ず1回消費されるわけではない模様
exists()
は存在しなかった場合でも1回カウントされるっぽい
- レコード数を取得するためにはすべてのドキュメントを読み込んで
size()
で取得するしか方法がないっぽい- もちろん読み込み件数分消費します
- オフセット取得するとスキップ分件数消費
- 先頭11レコード目から10件読みたい場合は、スキップしたレコード件数10件分の読み込み件数と実際データを読み込みした10件分、合計読み込み回数20回消費する
→ Cloud Firestore の料金
- 先頭11レコード目から10件読みたい場合は、スキップしたレコード件数10件分の読み込み件数と実際データを読み込みした10件分、合計読み込み回数20回消費する
こんなにカウントが複雑なのに回数の取得がヒジョーにめんどい・・・
ちなみに、Readの料金は安い(0.06$/100k)ので多少のバズぐらいなら課金で解決するのも手。
というかバズったら無料枠で収めるのは無理なので、サービス止めるのが嫌だったら課金するしかなさそう。
ちなみに無料プランのSparkと従量制のBlazeプランの切り替えは日毎に可能なので、バズって無料枠を超えそうになったらBlazeに切り替え→16時ぐらいになって回数がリセットされたのを確認したらSparkに戻す、と運用するのが無難そう。
ちなみに2日ほど枠超えて運用していましたが、請求額はこのぐらい。
やよいの給食費の利子ぐらいなので安心ですね!
掲示板(コンベ)がFirebaseのDBに向いていない理由(ワケ)
- コンベのログは編集・削除できないので過去ログは静的データになるため、DBで管理する必要性が薄い
- Readするたびに課金が発生するので、ぷちバズったら速攻で無料枠を食いつぶす恐れ
- 普通のDBとして使うのがしんどい
- 基本的にオフライン時はエラーとならず、オンラインになった瞬間にデータを取得したり書き込みをする仕組みになっているので、あえてオフライン制御しようとするとすごーく面倒。
- ページング処理が大変
一般的な1ページからのページングならさほど制御は難しくないけど、コンベのように最新ページを初期表示する仕様だとしんどい
最初Firestoreを使っていたのですが、掲示板のようなシステムの場合、書き込みより読み込みが圧倒的に多いシステムの場合、ぷちバズるとFirestoreの読み込み回数の無料枠が一瞬で蒸発するため、Realtime Databaseに移行しました。
Cloud Functions
- 完全にバックエンドで動くのでユーザに見せたくない処理をさせるのに最適
- 既存の機能だけだと痒いところに手が届かないので、ちょっとだけ掻いてくれる
- それなりに制約があるので万能ではない
- 無料枠は呼び出し月12.5万回
- 初回起動は遅い
- 普段は眠っていてインスタンスを立ち上げるためらしい
- 管理者権限で動くので、データベースルールが適用されなくなる
- 自前でルールと同等の処理を書く必要がある
onRequest
などUIDが取得できないトリガーもあるので注意
トリガーは便利だけと使い所は限られる
- データベースの書き込み系のトリガーはリアルタイム性を重視するなら使わない方が無難
- 上述の通り、初回起動が遅い
- RealtimeDatabaseの
onCreate
トリガーは一旦書き込み後、呼ばれるので微妙
- β版のFirestoreのトリガーはたまに起動しない
- トリガーで表示データを加工処理してアップデートなどしてると痛い目を見る→みましたorz
まとまらない、まとめ。
初めて使うので色々調べながらやりましたが、公式のドキュメント・リファレンスは結構充実してますし、これだけサクサクかけるのはすごい・・・!
EOS R欲しい
ついにキヤノンからもフルサイズミラーレスが発表されましたね〜!
正直EOS Mの最初があまりにもアレで後継のAPS-Cミラーレスもコレジャナイ感があったので(EOS M2は持ってますけどね)全然期待していなかったのですが、発表された内容をみて唖然。久々にカメラでビビッときました!
というわけでちょうど触る機会があったので触ってきました!
結論
- EOS 6Dからの買い替え(買い増し)候補として魅力がたくさん
- RFレンズはまだ手を出せそうにないのでEFレンズ資産を活用したい!
- ドロップインフィルターマウントアダプターが魅力的すぎる。これだけのために買ってもいいレベル。
- 237,500円空から降ってきてくれ。
EOS 6Dの次の機種によさそう
自分が普段使っている機種がEOS 6Dです。6Dは2年前に購入し、その前はEOS 40Dを10年ほど使っており、それなりにEOSシステムの資産を持っています。
主に撮るものは風景画などの静体メイン、たまにポトレ。望遠よりも広角スキー。もちろん仕事ではなく趣味です。6Dにさほど大きな不満があるわけでもなく、6Dを買うときも3年は使い倒すつもりで買ったので、あと1年は(たぶん)買い換えるつもりはないですが、今後買い換えるとしたなら、正統の後継機種であるEOS 6D Mark IIよりEOS Rの方が魅力的に映る!
正直、EFマウントの資産がなく、無の状態からだったら長年のノウハウがあるソニー一強だと思っています。
良いと思った点
・ドロップインフィルターマウントアダプタ
これだけのために買いたい。
普段自分がメインで使っているレンズが、SIGMA 12-24mm F4 DG HSMなのですが、超広角の出目金レンズなので市販のフィルタが取り付けられません。
そのため、風景画には欠かせないC-PLフィルタや、長時間露光のお供であるNDフィルタを取り付けるのはかなり困難です。(旧製品だと自作で強引に改造する手もあったみたいですが…)
しかも、1つ買えば全てのEFレンズで使える!今までだとレンズ口径毎にフィルタを買わないといけなかった、口径がでかいといいお値段するフィルタを全てのレンズに使えるメリットはかなりでかそう…!
・広すぎるAFエリア
6DのAFエリアってめちゃくちゃ狭いんですよね。というか真ん中に寄りすぎている。それは6D2になっても変わらず。これはAF範囲が広くなることによって画作りに幅が出るのでこれは使えそう。
・AF低輝度合焦限界が驚異の-6EV
ただし、これ罠があってf/1.2の場合らしいです。自分が持っているレンズで一番明るいレンズがEF24mm F1.4Lなので、f/1.4開放なら0.5EV落ちて-5.5EVになるのかなー?それでも十分すごいですが。f/2.8で-3.5EV、f/4だと-2.5EVになると思われるので、ライバル機種とさほど変わらない数字ですね。
ただ、今まで暗くてOVFだと見えなかったモノがレンズが明るければEVF越しに見えるようになる、合焦するようになるというのは心強いですね。
・バッテリーが使いまわせる!そしてUSB充電
採用されたバッテリーがEOS 6Dと同じLP-E6。旅行に持っていくのにいちいち機種毎に充電器用意するのって面倒ですよね?忘れたら最悪。バッテリーが切れたらただの邪魔な置物に早変わり。
さらにLP-E6NならUSB充電に対応(おそらくUSB-PD)しているので、むしろ充電器を持っていかなくていい!
・納得できる価格感
最近のキヤノンの新製品って目新しさがなく、その機能必要?ってモノを載せていて、でもそこは削るんだ、それでこのお値段はちょっと・・・というのが多い気がしてます(個人の感想です)。EOS Rは目新しさもさることながら、(個人的に)必要な機能は押さえており、さらにいい意味で期待を裏切るモノがあり、それで237,500円(税別)!
決して安いお値段ではありませんが、すごく高いというわけでもなく。直前にニコンのZ6/Z7の発表もあり、ソニーという先発のメーカーがあるにも関わらず、あまりの高さにかなり強気な設定だなあというのがあったこともあってか、いいとこ攻めてきたなあと思いました。
気になる点
・EVF
覗いてみてビックリ。今のEVFってこんなにレスポンスいいんだーって印象。
普段はOVF使っているし、結構前のCP+で覗いたEVFが若干遅れて表示されるのがすごく気になっていたので、全然よかった。
何より良いのは、EVFに表示されたまま撮影される、そして撮影結果がそのままEVFで確認できるので、いちいちファインダーから目を離して液晶を確認せず、そのまま続行できるのはよさそう。液晶と違って余計な光入ってこないし。
・マウントアダプタ越しのAF速度
現時点で、RFマウントのレンズを買うつもりはありません!
まさか初期に発表されたレンズ、4本中3本がLレンズとは。しかもかなりガチめのラインナップ。キヤノンのRFマウントに対しての本気度が伺えます。ボディよりレンズが高いなんてむーりぃー・・・さすが本体が撒き餌ボディと言われているだけあります(笑)というわけで基本的にマウントアダプタ越しにEFレンズで運用することになります。
ハンズオンコーナーで試してきたレンズは「EF24-105mm F4L IS II USM」と「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」の2本。EF24-105mm F4L IS II USMについてはマウントアダプタを介していることを感じないレベルで使える。全然実用範囲。EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは会場も暗かったせいか結構迷ってた。この辺は普段使わないので比較ができないけど、もう少し試してみたい。
・サードパーティー製レンズは扱えるのか
これが一番気になる。発売後のレポや店頭で触れるようになってからかなー。
気になる人は気になるだろうなと思う点
・ボディ内手ぶれ補正がない!
あるに越したことはないと思うのですが、普段撮っているのが超広角〜広角、望遠は大抵レンズにISがついてるし、そこまで必要性を感じないんですよね。
・動画が1.8xクロップされる
そもそも自分は動画を撮らないので全然気にならないのですが、4K動画を撮る場合、約1.8倍クロップされてドットバイドットでしか撮影できないみたいです。
最後に
EOS R欲しい!20万切ったら真面目に考えたい!(笑)
色々と書いたけど今は新しいボディよりSIGMAの70-200/2.8が来ることを願っています。