SIGMA 12-24mm F4 DG HSM | Artを買いました。
過去の日記で何度か取り上げているお気に入りの超広角ズームレンズSIGMA 12-24mmですが、先日そのレンズの最新型が発売されました。9月のフォトキナ2016での発表直後から注目していて、いつ買おうか資金繰りに悩んでいたら、買えと言わんばかりに先日ちょうどボーナスが出て、もうこれはいくっきゃないでしょ!ってことで発売日の次の日にIYHしてしまいました。
3代目となる本レンズはSIGMAのレンズのラインナップの中でも特に最高の光学性能を目指して設計されている「Artライン」にカテゴライズされました。この発表を知った直後は、初代で不満だった(とはいえ広角の宿命なのですが)周辺画質の低さの改善に期待が膨らみました。それなりのお値段になるだろうなと覚悟はしていましたが、初代が定価99,000円、2代目が定価95,000円だったのに対して3代目は定価22万、実売でも17万とけしてお安くないお値段。(それでもSIGMAの社長が意識していたと思われるキヤノン純正のEF11-24mm F4L USMに比べたら半額程度というわけですが…)
それでも初代12-24mmのおかげで超広角の世界を知り、風景撮りの楽しさを再認識させられた自分としては、不満点を解消し期待以上に仕上がった製品が発売されるというのは大変嬉しく、安くはないけど高くもなく妥当なお値段だなと。ここは行っとくしかないだろうということで。
ファーストインプレッション
とにかくでかい。最大径100mm超、そして本レンズの特徴である前玉にそびえ立つφ80mmのガラスモールド非球面レンズ。この大口径レンズを量産できるように施設に増設したとか。ただ、このレンズの製造だけでは投資をペイできないらしいので今後SIGMAからどんなレンズが出てくるのか楽しみですねー。
記念に初代と並べてみる。初代を入手した時はこのぽっこり出目金な前玉に感動したけど、それ以上のデカさ。これは怖すぎて持ち出すのも怖い!(ていうか落としそうで怖い…)
そして何より重い!!
初代は615g、参考までにEF24-105mm F4L IS USMは670gだけどこのレンズは倍近くの1,150g!!望遠レンズならまだしも広角レンズでこの重さはすごい…。ヨドバシではじめて現物に触った時、価格よりこの重さで買うのに躊躇してしまいそうになってしまった。
ちなみに買った後の感想としましては、ボディが軽い6Dでもそれなりの重さにはなるけどバランスは悪くないです。そして別レンズに換えるとあまりの軽さにホールド感覚を一瞬失いますw
とりあえず撮ってみる
上が初代、下がARTで同条件で撮影した撮って出しの画像です。
新型の方はディストーションや周辺減光が軽減され、発色がよくなり、全体的な解像(特に周辺部)が改善されているのが見て取れます。
初代 | ART |
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ネットで公開されているサンプル画像だとイマイチピンとこなかったけど、こうやって自分のカメラで好みの被写体で比較して初めてArtラインの写りというものを実感できてよかったです。(逆に実感できないと困りものですがw)
上の2枚は開放f/4.0で撮りました。初代は絞らないと広角域は使えたものじゃなかったのですが、開放で既にこの解像の高さには驚かされます…!
ゴースト・フレアはそこそこ改善されいる印象?フレアはともかくゴーストは「写真の味」だと思うので個人的にはあまり気になりません。
※Lightroomで「プロファイル:Camera Landscape」の適用と露出を多少いじっています。
本レンズで撮影した画像はphotohitoの方にもちょいちょい投稿しているのでこちらもご覧ください。
まだ買って1週間ちょっとですが、安い買い物ではなかったけど満足度は高いです。
これから紅葉の時期なので楽しみです。 一本、SIGMAの本気超広角いかがですか?!
SIGMA 超広角ズームレンズ Art 12-24mm F4 DG HSM キヤノン用 フルサイズ対応
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マクロの世界も面白いぞ
フルサイズ用に使えるマクロレンズがなかったのでTAMRON SP AF 90mm F2.8(Model:172E)(通称:タムキュー)を手に入れました。
そもそもAPC-C使っていた時も簡易マクロができるレンズしか持っていなかったので本格的なマクロレンズはこれが初めて。
とりあえず色々撮ってみる
キャベツもこんなに寄れて撮れちゃう。
90mmだとf/2.8でもかなり被写界深度が薄いですな!ボケもすごいけどピンが合っている場所は開放でもなかなかシャープなのもすごい。さすがタムロン自身が伝説って名乗ってるだけある。
5円玉を2枚並べて撮ってみる。
ほんのちょっとだけずれて配置しただけで片方の5円玉がボケるボケる…
実際はこんぐらいしかずれてない。
なんでマクロを買ったかというと・・・
それはフィギュアを撮るため!(断言)
ビビッドレッド・オペレーション 二葉 あおい (1/10スケール PVC製塗装済み完成品)
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とりあえず簡易スタジオ(笑)
さすがにフィギュアをマクロで撮影するときは三脚立ててやらないと厳しいですね
6DのWi-Fi機能を使えばPCからリモートライブビュー撮影できるのでマジ便利!
しかもコントラストAFがなかなか優秀で、迷うこともあるけど合焦した画は下手にMFやるよりいい気がする。微妙にピンがずれていても細かい調整も画面から操作できるのですごく楽。
ここまで見えるんですね~
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マクロじゃないとここまで寄れないからね!
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後は85mm前後の単焦点が欲しかったってのもある。タムキューはポートレートでも優秀らしいのでこちらは後日試してみたい。
ちなみにこのタムキュー(Model:172E)は1999年型なので、デジタル以前のレンズなのだけど、写りを見る限りは全然問題なし。他はAFがうるさかったり遅かったりするのは気にならないし、マクロ撮影に限っては手ぶれ補正は不要なので満足度はかなり高い。しいて弱点を挙げるならLightroomのレンズプロファイルにデータがない。(これはほぼ同設計の272Eのプロファイルを使えば問題なさそう)
やっぱレンズは買ったら感動を得られないとね。