超広角は難しいけど楽しい
先週、立山の方まで行ってきまして、早速SIGMAの12-24mmで撮影してきました。
室堂にあるミクリガ池です。
この広さで映るのは正直すごい!もうこれだけでこのレンズを買ってよかったと思わせてくれます。参考までに別の日に同じ位置から24mmで撮影した画像も置いておきます。
この日は風が強くて、立山連峰の山々が綺麗に反射してくれなかった…(泣)
画角の差は一目瞭然ですね。24mmだとフルサイズ機とはいえどフレームに収まり切らない!17mmぐらいでぎりぎり収まるサイズ感でした。
真ん中ちょい下に熱ノイズっぽいのが出てるけど、せっかく流れ星を捉えられたので…。
星空撮影なるべく明るいレンズで撮るのがセオリーですが、このレンズは広角側開放でf/4.5なのでどうしてもISO感度を高くするかシャッター速度を長めにするしかないですね。
超広角は楽しいけど…
写る範囲が広い上に、パースペクティブ効果が顕著に出るので構図にすごく悩みます。
歩行者天国のアキハバラ。ちょっと上を見上げて撮るだけで見事なパースがつく。
このレンズはネットで言われている通り、絞っても周辺の描画が甘いです。周辺減光はLightroomで補正すればなんとかなりますが、画像が流れるのばかりはどうしよもない…。
画像の四隅を切り出したもの
うーん、超広角は難しいけど楽しい!
超広角レンズ楽しい
SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICALを手に入れました。
12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL / HSM | レンズ | GANREF
せっかくフルサイズ機を買ったんだから広角をとことん楽しまなきゃね。
新型はまだまだ高いので旧型を。ヤフオクでだいたい3万ぐらい。
旧型は新型に比べて逆光耐性が弱かったり周辺減光が激しかったりするけど、その分(?)歪みについては素直らしい。PHOTOHITOでレンズ作例を見る限り悪くなかったのでポチっと。
ファーストインプレッション
このレンズの特徴である前玉!ぽっこりと飛び出している。おかげでプロテクタやC-PLフィルタを取り付けられない。持ち運ぶときは必ずレンズキャップをして細心の注意が必要。こえーこえー。
早速6Dに取り付けてファインダーを覗いてみた最初の感想は「広い!!!」
元々、APS-Cで24mm使っていた身としてはフルサイズの24mmの画角の広さに感動したものだけど、それ以上の感動!
画角にして122度、人間の両目で見える範囲とほぼ同じらしい。
というわけで早速使ってきました。
12mmだとパースが出まくる!あと周辺減光がすごい!
この画像はf/8.0まで絞ってるけどこの周辺減光。逆光耐性低いとのことでゴーストも出てますね。
ちなみに周辺減光はLightroomのプロファイル補正を適用するとかなり改善する。
さすがAdobeの変態技術!!このレンズを使うときはRAWで撮って後から色々いじった方がよさそう。
12mmで撮影した画像。圧倒的パース pic.twitter.com/crYD27LiyL
— なゆ (@nayuneko) 2016年7月24日
簡単な作例とか
このレンズを手に入れたらまずはじめに撮ってみたかった東京駅丸の内口のドーム。
12mmと24mmで見える世界が全然違う!
12mmがどんぐらい広いかというと同じポイントで24mmと12mmで撮影するとこんだけ違う pic.twitter.com/RPnIhxQS5c
— なゆ (@nayuneko) 2016年7月24日
1週間ほど使ってみて
今の感想をざっとまとめると、
- 中心部は割と解像力高め。周辺部は仕方がないけどWebに貼る分には問題ないかな。
- 周辺減光が激しいので開放では使えなさそう。f/8.0ぐらいまで絞ればある程度は改善される。あとでLightroomで補正すれば気にならない。
- 逆に周辺減光を活かした画作りにはいいかも。
- 広角側はパース出まくるので使うところはかなり選ぶ。
- レンズが暗いのでSSが落ちる夜景にはあまり向いていないかも
- 超広角楽しい!!!
追伸
PHOTOHITOはじめました。カメラやレンズで条件絞れて作例見られるのはかなり便利。
いまさら6Dを買った
マップカメラのショッピングクレジット金利無料キャンペーンにホイホイつられて6Dポチってしまいました。
いやー、いくら安くなったとはいえ「いつかはフルサイズ」ってキャッチコピーは今でも近いようで遠いと思っていたし、いざ手に入れるとなるとあっさりとしていて実感ないもんですね。
今までもフルサイズは買おうと何度か検討はしているものの最終的には購入に至らなかったんですよね。最後の最後に購入を見合わせる一番の理由が「どうせ買っても投資に見合うほど使わないだろうから」。結局いいもの持ってても使わなければ宝の持ち腐れ、お金の無駄遣い。そのお金で円盤が何枚買えることか!
それでも買わなければと思わされたのが先週の美瑛旅行。
美瑛の麦畑、写真じゃ伝わり切らないほど広大なのでこれは実際目で見た方がいい pic.twitter.com/urR2RbZciP
— なゆ (@nayuneko) 2016年7月11日
その時はNEX-5R(APS-Cセンサ搭載のミラーレス機)+SIGMA 19mm F2.8 DNを持っていったのだけど、そこは北海道。あの広大な大地を写すのにカメラの狭いフレームに収めることなんぞ不可能。それでもより広く写したい欲を刺激されて購入に至ってしまったとさ。
いや短絡すぎね?広く写したいなら超広角レンズを揃えたりパノラマで撮ったりすれば?
まあそういいなさんな、少し話を聞いておくんれよ。
現状でAPS-C機の40DとNEX-5Rを持っているけど、Eマウントのレンズ資産をこれ以上増やすつもりはないし、 かといって40Dは9年前のカメラなのでそろそろ限界を感じていて(主に高感度に弱い。ISO800でもうつらい。それ以外は特に不満はなかった)、ならばフルサイズ購入計画を再度検討してみようじゃないかってことで。
やっぱり短絡的じゃねーか!
で、現状のCanonのラインアップだと5Dmk2の中古、5Dmk3、6Dとなるわけだけど、5Dmk3はいまだに高いので論外。となると、5Dmk2の中古と6Dの2択になるわけだ。
6Dは妥協の塊?
6Dはフルサイズなのに軽量、ボディだけなら10万前半で買える安さ、高感度に強い、EOSシリーズ初Wi-Fi/GPS搭載と色々とメリットを謳っているけど、デメリットもたくさんある。
自分が気になった5Dmk2と比較してのデメリットポイントは以下の通り。
- シャッター速度が最大1/4000
- ストロボ同調速度が1/180まで
- AFポイント11点、クロスセンサ中央1点のみ
- センササイズが約35.8x23.9mmと微妙に小さいので広角側に若干影響がある → 徹底画質比較!Canon EOS 6D vs 5D mark II
- 視野率97%
- シングルスロット → これは5Dmk2もそうだけど同時期に発売されたmk3のことを考えると
- そもそも発売が2012年と既に4年前なので新型が出る可能性が…
もちろんシャッター速度が1/8000まで切れる方が使い勝手は上がるし、ストロボ同調も1/250ある方が嬉しい。でも実際に運用してて1/4000以上で切ることなんて稀だし、ストロボもハイスピードシンクロで使うことが多かったのでそこまで気にはならなかった。視野率も95%の40Dと比べると若干余裕ができるわけだし…。
一番気がかりだったのはクロスセンサの少なさ。40Dですら9点全クロスセンサ搭載なのに中央1点のみってあーた。しかしレビューを見てみると確実に40Dよりは性能が上がっているみたいだし(そりゃ9年前の製品だしね…)、実際にお店でも確かめてみたけど確かに精度は悪くない気がする。それに、AF性能に関して自分の場合は、風景画メイン、たまにポートレート程度で、動体は基本的に撮らないし、AFでもたついても困ることが少ないというのもある。
デメリットばかり上げたけどメリットもたくさんある。
まず高感度に強い!40Dで高感度コンプレックスもちの自分としては高感度により強い方(5Dmk2よりは当然のこと、5Dmk3よりも強いらしい)が望ましい。そして、-3EVでも合致する中央クロスセンサの性能がすごい。
次にGPS。どうでもいいと思われがちなこの機能だけど、旅好きの自分としてはあとあとLightroomで開いた際に写真を撮った場所をマッピングできるのは結構デカい。今まではカメラで撮って、マッピング情報を残しておくためにiPhoneでも撮って…って面倒なことをしていたのが省略できる。
忘れちゃいけないのが軽さ。旅行に持ち出す時に重くては億劫だ。いやマジで…。40D持ってるのにわざわざNEX-5R買ったのはそのため。
最後に、近いうちに旅行行く予定があったのでそれに合わせて揃えておきたいなーと。いつでるかわからん新製品待つより、今撮りたい画を残せる環境を揃える方があとあと後悔しないかなって。
と、割と妥協の連続ではあるけど、このコストでフルサイズのシステムが実現ができるならちょうどいい割り切りポイントなのかなーと。
数日使ってみたけど、なかなかいいカメラだと思いますよ。久々にいい買い物したと思っています。
とりあえずもう少し使い倒してまたブログに起こせたらイイナー。